Shimada Planting Laboratory Co.,Inc.

クロムフリー高耐食表面処理プロセスプロイズ

商標登録申請中

1. クロムフリー表面処理プロセス プロイズとは・・・
従来の重防食複合皮膜処理には、6価クロムが広く使用されておりましたが近 年、地球環境保全の観点からその使用に対し厳しい規制が課されるようになり ました。このような状況に対し、当社ではクロムを使用しない重防食複合皮膜処 理“プロイズ”(プロテクト・オキシダイズド)を開発いたしました。 “プロイズ”は従来の防錆技術であるメッキのメカニズムと塗装技術の融合から 生まれた表面処理プロセスであります。 単にメッキ処理後に塗装するのではなく、錆の発生を引き起こす物質を化学的 に除去すると共に耐食性薄膜皮膜を形成し、表層皮膜との密着性を高めること により耐食性を向上させます。 また、2008年のVOC問題の対策として処理剤の一部の低公害化へ対応してお ります。

2.プロイズの特徴
・クロム化合物を使用していない。(ノンクロム処理) ・第一層皮膜に電気亜鉛メッキを施すため耐食性が向上。(傷に強い) ・第二層皮膜に新開発水溶性処理剤を使用するため環境にやさしい。 ・第二層皮膜は常温乾燥のため処理負担が低い。 ・第二層皮膜形成時に酸化亜鉛を除去。(耐食性の向上) ・第三層皮膜形成でカラーの選択が出来るので部材の識別ができます。 ・第三層皮膜剤に防食物質を添加しているので錆に強い。 ・第三層皮膜形成時の温度が低いため熱処理後の製品に負担がかからない。 ・鉄鋼以外の部材にも処理が可能。 ・第二層皮膜処理まで従来のラインに組み込み可能。 ・耐候性、耐薬品性に優れています。 ・異種金属接触腐食に効果があります。

3. 新開発ベース(第二層)処理について
特徴:従来の処理工程では亜鉛層形成後に発生する酸化亜鉛等の腐食原因物質を 取り除くことなく、有機皮膜を形成することで防錆を行っております。この方法  では皮膜形成後のクラックやピンホールからの腐食進行のリスクがありました。 新開発のプロイズBP-30でベース層を処理することで、錆の発生原因をも とから除去すると同時に皮膜形成を行い皮膜性能を向上させることがで きます。また、プロイズBP-30は環境問題に配慮した処理剤です。

4. プロイズの皮膜モデル

5. プロイズ処理工程

6. プロイズ耐食性能
処理名 塩水噴霧試験(JIS-Z-2371)
プロイズ(15μ)
Zn3価クロメート(8μ)
溶融亜鉛メッキ(350g/m3
Zn有色クロメート(8μ)

7. 今後の展開
*処理工場の展開
  • 関東地区
  • 関西地区(予定)
  • 沖縄地区(年内〜来春予定)産学官連帯事業
  • 中国大陸(海外・年内予定)
*3価クロメートのノンクロム化
  • プロイズベース剤の改良により、現行の3価クロメート処理剤のノンクロム化製品の開発。

*現行処理工程の更なる環境対応化。

*無害化処理剤の研究開発。

*メッキ排水の無害化


8. 各種試験データについて
当社では、各ユーザー様のご依頼品に対しその都度試験データを作成いたします。
また、実際の使用状況におけるデータ取り(実装試験)・比較対照試験も行うことが可能ですので、お気軽にご相談ください。

問い合わせ
有限会社 嶋田鍍金研究所
TEL 048-924-3310
FAX 048-924-3314
E-mail y_shimada@shimada-mk.com
営業担当 嶋田・新妻

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